2.セラピストの需要・供給バランスと起業について

現在、セラピストの養成校は増加の一途をたどっています。急増する養成校とそれに伴うセラピストの増加は、需要と供給のバランスを逆転させ、このまま具体的な対策がなければ、今後、供給過多になることは言うまでもありません。
一方、地域社会全体で見たときに、セラピストが適切に配置されているとは言いがたく、マスメディアの報道等にも、セラピストが地域で不足しているとする記事は多数見られています。これは、セラピストに求められているフィールドが、従来の医療における急性期回復期医療機関だけではなく、維持期や介護保険サービス、そして予防や健康増進という幅広い分野で広がりを見せているという事からも、セラピストを地域が求める意味を理解することができます。このことからセラピストによる「起業」が、多くの地域ニーズを満たすひとつの方法として今後一層推進されるものと考えられています。我々の専門性に期待をいただき、サービス提供を待たれる地域住民が多くいらっしゃる事を受け止め、着実にそれに応える方法として、「起業」は必要な方法であり、新たな需要を生むチャンスでもあると考えます。

© 全国在宅リハビリテーションを考える会 Archives